札幌10峰チャレンジ第2回の企画内容
札幌50峰のうち、1日で10峰を巡るチャレンジ登山企画です。
2年前にも北広島の自宅からのスタートでやってみたことがあります。
今回も、長時間体を動かし続けるトレーニングとしてトライすることにしました。
行程としては、
①夜中に車で定山渓に到着。まちづくりセンター裏の日帰り駐車場へ。
②4時に駐車場をスタートし、朝日岳へ。
③以後、夕日岳、八剣山、硬石山、天神山、円山、三角山、大倉山、荒井山、藻岩山へ
④最後は、藻岩山スキー場コースから石山通に出て、バスで定山渓へ向かい車を回収(最終22時28分)
という、かなり過酷な内容です。
藻岩山なら夜にも何度も登っているので、最後に一応は夜景を楽しむ作戦です。
コースタイム等
04:00 駐車場スタート
04:11 朝日岳登山口 旧豊林荘コース(薄別左岸コース)
04:52 朝日岳山頂 (~05:01)
05:35 朝日岳登山口(岩戸公園コース)
05:52 夕日岳登山口(定山渓神社裏)
06:42 夕日岳山頂
07:37 夕日岳登山口(定山渓神社裏)
08:45 八剣山登山口(中央登山口)
09:14 八剣山山頂
09:47 八剣山登山口(南登山口)
10:52 硬石山登山口
11:29 硬石山山頂
12:11 硬石山登山口
13:49 天神山(~14:08)
15:23 円山登山口(西登山口)
15:43 円山山頂(~15:56)
16:25 円山登山口(北登山口)
16:58 三角山登山口(山の手登山口側 鳳凰寺裏手ゲート)
17:29 三角山山頂(~17:35)
18:00 大倉山山頂
18:25 荒井山散策路入口
18:30 荒井山山頂
19:58 藻岩山登山口(慈恵会登山口)
20:57 藻岩山山頂(~21:06)
21:47 藻岩山登山口(スキー場登山口)
22:14 南38条西11丁目バス停
いや、もうこれ、めっちゃ長くてこれ書くだけで疲れました(苦笑)
登山日記
夜中の2:00に、定山渓まちづくりセンター裏の日帰り専用駐車場に到着。
なんかちょっと疲れてしまい、麦汁を飲んで1時間ちょっと仮眠をとりました。
準備を整え、3時40分頃に一度出発したものの、カウベルを忘れて車に戻る(-_-;) ←恥
仕切り直して、4時ジャストに駐車場をスタートしました。
駐車場から朝日岳の2つの登山口まではだいたい似たような距離ですが、旧豊林荘コースから登って岩戸公園コースに降りることにしました。
朝日岳の登山口にはちょうど夜明けの時刻に着いたのですが、まだまだ暗くて「遅れて出発してちょうどよかったな。」と思いながら登りました。
で、このコースは昔シュウさんと札幌市南区5低山巡りで来て以来ですが、意外と滑落しそうな箇所が多くて焦りました。
朝日岳、なめちゃあいけない山だな、と思いながら山頂に到着。
早速、1座目の登頂を祝って麦汁をいただきました。
そして、ここで大問題が・・・。
登ってる途中で「トイレに行きたいなー」と思い始め、山頂で定山渓のトイレを検索したりしていたのですが、突然○意が超絶MAXになり、もういきなり限界に到達。
山頂には神社もあり、こんなところでする訳にはいかん・・・と思いながらも、もう絶対絶命モードに突入したので、登山道のない方向に「キジ撃ち」のため、しばらく藪漕ぎ。
山頂に戻ると神社の裏庭でいけないことをしたので、お社にお賽銭100円を置き、神様に謝りました。
そして岩戸公園コースに下山し、階段を降りると、また神社が。
で、ここの神社にも当然先ほどの不始末の謝罪が必要だろうなと思い、またお賽銭100円を入れて許しを請いました。
さて、次は夕日岳です。
神社裏から登った記憶があったので、定山渓神社へ。
神社が多いなー、と思いながら、ここの神様にも先ほどの件が許されるよう、向こうの神様におとりなしくださいと、100円を納めてお願いしました。
なんか出だしから神社参拝登山みたいになってしまいました・・・(-_-;)
夕日岳山頂ではバナナと麦汁をいただきました。
で、ふと時計を見ると・・・なんとGPSの停止表示が!
実は自分は安いGPS時計を4つ持っています。
で、うち1つが調子が悪いので使わないようにしていたのですが、間違って持ってきてしまったようです。
「またログ取りダメかな。失敗したなあ。」と思いながら、仕方なく次の時計に交換。
そして下山では、北側にも登山口があるようなので、そちらに向かうつもりでしたが、立ち入り禁止になっており断念。
仕方なくもと来た道を戻りました。
下山後、次の八剣山に向かう途中、セイコーマートがあったのでそこで麦汁を購入。
国道を歩きながら麦をいただきました。
麦汁をいただいた後は、今回は時間がタイトな企画なので、スロージョグに移行。
トコトコと八剣山に向かいました。
八剣山には、キャンプの方々がちらほらといるぐらい。
2週間前ぶりですが、前回のような賑わいもなく、また、遭難救助の騒がしさもないので、まったく別世界のようです。
それでも上る途中で何人もの登山者とすれ違いました。
5~6人の若い男女のグループが下りてきて、すれ違いざまに先頭の女性の一人が「気心知れない人とは登りたくない!」とか不平(?)っぽいことを言ったのを聞いて、このグループでは今日初めての登山なのかなとか、この女子は男子となじめなかったのかな、とか、じじいは勝手な妄想に突入(笑)
で、山頂にはご夫婦らしき2人が。
奥さんが、「靴だけはちゃんとしたの買ったほうがいいらしいよ」と旦那に言っていたので、足元を見ると2人ともスニーカー。
下りでは奥さんビビりまくってて、ちょっと気の毒でした。
下山後は硬石山に向かいます。
この山は初登頂になるので、ちょっと期待です。
しかし、八剣山から砥石山は結構離れていて(7㎞)、そして移動中は暑くて参りました。
途中のたくさんある果物屋の自動販売機で水分補給しながら進みました。
で、地図を見ながら現地に着くと、小さな案内看板が。
着くと車が1台あって、夫婦らしきお二人が準備中。
自分はストックを出して、すぐに登山道へ入ることにします。
ただ、もうここまでのジョグで結構疲労したので、登りは休むつもりで、ちんたらと行くことにします。
で、登山道に最初のところに西回りコースと東回りコース分岐がありました。
なんとなく右回りがいいかな、と西回りに入ったのですが・・・
これがきつい!
特に序盤、新たに開削した感のある、スリッピーな急斜面が続いて現れます。
これは、結構ヤバい山です・・・全然休めません(笑)
完全に舐めてましたが、これは下りもヤバいかも。
さらには偽ピークみたいなのもあって、初心者泣かせの山じゃないでしょうか。
たった397mしかないのに、厳しい山です。
で、山頂では気づかなかったのですが、ここでGPSウオッチの電池が息絶えた模様。
下山途中で気づき、新たな時計のスイッチを入れました。
そして今回、SNSで見たことがある、大楢という立派な木にも会えました。
で、下山していくと、ワンちゃんと一緒に登ってくる中高年の女性が。
女性「大したことないと思って普通の靴で来たけど、すごいキツイですね」
自分「もう一つの登山道のほうがもっとキツイですよ。あっち、ちょっとヤバいです。」
女性「そうですか、ありがとうございます。帰りもこっちから下ります。」
・・・今日はスニーカー登山者によく会う感じです。
東回りのコースは尾根を自然に使った感じで、急だけどいい感じの道でした。
で、下山すると12時を過ぎいて、ますます暑い!
しばらく進んでからたまらず、石山の住宅街で長袖シャツを脱ぎ、半袖Tシャツに。
その間、江頭2:50状態になりましたが、ちょっとなので許してください。
そして、ここでまた痛恨のミス。
急いで着替えたのですが、その時外した熊鈴2つを置き忘れてしまいました(涙)
さて、ここからは次の天神山までは約10㎞あります。
なるべく疲れないように、ゆっくりなジョグで川沿、真駒内を抜け、途中何度か自販機やコンビニに寄り、飲み物を買って休み、1時間半かけて天神山に到着しました。
前回の札幌10峰では、天神山で山頂標識を見つけられませんでした。
で、ダーハマ先生に「これは、やり直しだな!」と言われてしまいました (-_-;)
なので、今回も必死に探したのですが、やはり発見できませんでした(T_T)
下のトラックを見ていただけば、どれだけウロウロしたか理解していただけるかと。
結局見つけられず、あきらめて麦汁を飲んで休憩しましたが、残念です。
そして次の円山まではまた長距離で約8㎞あります。
なんかもうジョグに疲れたので、平岸の住宅街で麦汁を飲み歩き。
道行くおっさんに白い目で見られましたが、まあ、犯罪じゃないのでいいでしょう。
そして22条橋からは、またスーパースロージョグに切り替えて円山西町あたりまで進み、そこから登りが増えて出てきたので歩きに。
・・・で、円山の登山口近くでまたトラブル発生。
アクションカメラにエラーが出て、「セクターがおかしい。フォーマットしろ」と表示され、何度録画しようとしてもできません。
「ああ、amazonで買ったバルクのSDカードが悪かったんだ」と悟りました。
もう2度とバルクは買わないと決め、ここから動画はスマホで撮ることに。
円山山頂には6人ぐらいの人が。
ここはいつ来てもいいところですね。
午後も遅いのに、人がそれなりに登ってきます。
麦汁を飲んで少しまったりしてから下山しました。
そして、次の三角山までは近いのですが、登りなので意外ときつい感じです。
神宮の横を抜け、住宅街を進み、写真の鳳凰寺の横から進んで登山道に合流。
山頂には夕方5時半ころに到着しました。
もう夕方なのに人がいます。
街中の山はすごいなあ、と改めて実感。
で、このあたりになると、果たして定山渓行きの最終バスに乗れるのか、時間が気になります。
一応事前に立てた計画からすると、何とか間に合いそうですが、ちょっと不安。
とりあえず5分ほど休憩して、大倉山へ向かいます。
さらに、GPSウオッチの電池も怪しくなったので、スマホのGPSロガーをオンに。
のろのろと約25分歩き、大倉山のジャンプ台への分岐に到着。
ここから荒井山に向かって階段を下ります。
そして、大倉山のクリスタルハウス(?)の自動販売機で水分補給して荒井山へ。
荒井山山頂まではたったの5分でした(笑)
さて、ゆっくりと荒井山を下山しますが、左足のふくらはぎに痛みが出てきました。
階段の下りでは、ちょっと痛みます。
階段を「イテテ、イテテ」と情けない声を出して下りていくと、いつのまにか前に来ていた若い女子にクスリと笑われてしまいました。
「いやいや、この爺は本当は体力があるのだよ。今は特別なのだよ。」と弁解したかったけど、まあ仕方ないですね(苦笑)
そして気温が下がってきたので、ここで長袖を着込みます。
そして最後の藻岩へ!
途中、地図を見ながら双子山のあたりから旭山公園登山口にショートカットしようとしましたが、コースが封鎖されており無理でした。ここで結構タイムロス。
でもまあ熊鈴を失ったことを考えると、一番メジャーで危険の少ない慈恵会から登るのが妥当だろうと考え、大きく迂回するように歩いて慈恵会登山口に向かいます。
登る前にセイコーマートでフライドチキンを購入、頬張りながら登山口へ。
慈恵会登山口をスタートしたのは、19時58分。
あと2時間半で南38条西11丁目のバス停に行かなければなりません。
よし!と気合を入れて登りますが、15分くらいでスタミナ切れでもうノロノロに。
山頂直下のつづら折りでは、いくら登ってもつかないような気がして、「もしかして異世界に迷い込んだ?」と思っちゃうくらい弱ってました。
それでも約1時間かかった8時57分には山頂に到着。
山頂は、たくさんの人で賑わっていました。
旅行者も多いのか、大阪弁が聞こえます。
麦汁は持ってきましたが、下山に不安があるので自重しました。 ←えらい
そして、21時6分に最短距離のゲレンデコースを選択して下山開始。
暗いので「ほいほい!」とか声を出しながら慎重に下山。
21時47分、やっとのことでスキー場コース登山口に到着。
よかった!
で、バスの発車まであと40分なので、時間短縮のため、少し走ることに。
スキー場から住宅街を駆け下り、一気に下りて石山通の近くへ。
最後の方は歩きましたが、おかげでバス停には発車15分前に到着して一安心。
時間があるのでセイコーマートに飲み物を買いに行き、スマホをチェック。
・・・でここでまたまたショック!
GPSログが記録されていませんでした。
どうやらスリープに入ると記録が止まる設定だったようです(泣)
ビデオはエラー、GPSのログ取りも失敗・・・。
悲しくなりながらバスを待ちましたが・・・いやいや、登山企画は成功したんだから。
無事に帰ってきたし、万々歳だし・・・そう思いながらバスに乗ります。
ちなみに、体がかなり汗臭いので、乗車前に体中に虫よけスプレーをかけまくって、ごまかしました。
でももしかして、もっとタチが悪いニオイになったりしてるかもしれないので、鼻の良くなさそうな爺さんの近くに座りました。ごめんなさい。
定山渓までの料金は660円。
なんとか無事に駐車場に到着できました。
生きて帰れて・・・よかった!
GPSデータ
荒井山と藻岩山のGPSログは取れませんでしたが、最後のバス停のポイントが取得されていたので、そこをつなぎました。
不完全なログですが、一応掲載。
今回は、荒井山と藻岩山の分を入れると、総距離推定約68㎞、累積標高推定+4257m、-4639m、という感じです。
ログの取れなかったところは、カシミール3Dで距離と累積標高を測定しました。
ルートを補完すると、こんな感じです。(青が補完部分)
反省点
①現在の自分には、ちょっと過酷過ぎたかも
②スマホのGPSログ取得ソフトは試験すべきだった
③SDカードはバルクは買わない。あと、予備も必要か
④熊鈴を失った
ていう感じですね。
ログ取得に関しては、古いスマホをロガー化して2重に取るようにしたいと思います。
あと、忘れ物がないように、その場所を出発するときにチェックが必要ですね。
動画
朝日岳、夕日岳、八剣山、砥石山、天神山と5山分のデータが飛びました(涙)
以降の分はスマホでちょっとだけ撮影。
あとで編集してアップしたいと思いますが・・・やる気が出ない(笑)
ホント、SDとかの記憶媒体は信頼できるものにしないとダメですね・・・。
反省。
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